【書評】アナロジー思考 -「構造」と「関係性」を見抜く
こんにちは、みやむです。
「アナロジー思考」という言葉にがある本を読んでいたら気になり、ぐぐったら
この本が出てきたので読んでみました。
アナロジーとはなんぞやと調べてみると
類推(るいすい)は類比(るいひ)、アナロジー(Analogy)ともいい、特定の事物に基づく情報を、他の特定の事物へ、それらの間の何らかの類似に基づいて適用する認知過程である。
らしいです。
認知能力の一種らしいですね。
考える力とか人間の思考能力にに大きく関係してきそうです。
では、気になるキーワードからさかのぼってきます。
アナロジーとは複雑な事象に潜む本質的構造を見抜き、それを別の分野に応用することである。この「構造を見抜く」というのがアナロジーの基本的な考え方
この本のキーワードはここになります。
この構造を見抜くためにどういった思考をしていけばよいのかが書かれています。
アナロジー思考力が「抽象化能力」と強く相関する能力
でた!抽象化能力!空間認知能力とともに僕には能力です
僕が同じアナロジー思考に興味をもったきっかけもこの抽象化能力からです。
抽象化能力とは余計な枝葉を切り捨ててこの問題の本質は何なのかとらえることができる能力です。思いっきりビジネス上の問題解決能力と直結しそうですよね。
特に活用できるのが、「他の分野の知見を借りてくる」
アナロジーがなんの役に立つのかはこの部分ともいえるかなと思います。
ビジネスでいえば、業種を超えた分野の治験を自分の分野に活かすことはできないかとかそういうことです。
もちろんそのまま、マネするのではなく構造的特徴を把握してそれを適用したい分野にあわせて応用することが大切です。
本書では「かばん」と「予算管理」の話がでてきましたが他でも応用できそうですね。
最後に
読んでみて最後に思ったことは、よくいう頭の良い人とか仕事ができる人はこういう能力が高いんだろうなーと思った次第です。
仕事ができる人って業種、職種が変わっても活躍できる気がしませんか?
例えば異業種から転職してきたのにすぐに結果を出す人とかいますよね。
こういう人ってビジネス構造とか仕事の仕方を構造的に理解して、
「これは前の職場でいうとこう作業なんだな。」
とか
「この作業が終わらないとこれができないのは同じか」
とか仕事をすぐに構造的に理解してしまうのだからかなーと思いました。
それでは。