マーケティングアナリストブログ

Web解析、デジタルマーケティング、読んだ本など書いてきます。

【書評】アナロジー思考 -「構造」と「関係性」を見抜く

こんにちは、みやむです。

「アナロジー思考」という言葉にがある本を読んでいたら気になり、ぐぐったら

この本が出てきたので読んでみました。

 

アナロジーとはなんぞやと調べてみると

類推(るいすい)は類比(るいひ)、アナロジー(Analogy)ともいい、特定の事物に基づく情報を、他の特定の事物へ、それらの間の何らかの類似に基づいて適用する認知過程である。

類推 - Wikipedia

 

らしいです。

認知能力の一種らしいですね。

考える力とか人間の思考能力にに大きく関係してきそうです。

 

では、気になるキーワードからさかのぼってきます。

 

アナロジーとは複雑な事象に潜む本質的構造を見抜き、それを別の分野に応用することである。この「構造を見抜く」というのがアナロジーの基本的な考え方

 

この本のキーワードはここになります。

 

この構造を見抜くためにどういった思考をしていけばよいのかが書かれています。

 

アナロジー思考力が「抽象化能力」と強く相関する能力

 

 でた!抽象化能力!空間認知能力とともに僕には能力です

 

僕が同じアナロジー思考に興味をもったきっかけもこの抽象化能力からです。

抽象化能力とは余計な枝葉を切り捨ててこの問題の本質は何なのかとらえることができる能力です。思いっきりビジネス上の問題解決能力と直結しそうですよね。

 

 特に活用できるのが、「他の分野の知見を借りてくる」

アナロジーがなんの役に立つのかはこの部分ともいえるかなと思います。

ビジネスでいえば、業種を超えた分野の治験を自分の分野に活かすことはできないかとかそういうことです。

もちろんそのまま、マネするのではなく構造的特徴を把握してそれを適用したい分野にあわせて応用することが大切です。

 

本書では「かばん」と「予算管理」の話がでてきましたが他でも応用できそうですね。

 

最後に

 

読んでみて最後に思ったことは、よくいう頭の良い人とか仕事ができる人はこういう能力が高いんだろうなーと思った次第です。

 

仕事ができる人って業種、職種が変わっても活躍できる気がしませんか?

例えば異業種から転職してきたのにすぐに結果を出す人とかいますよね。

こういう人ってビジネス構造とか仕事の仕方を構造的に理解して、

「これは前の職場でいうとこう作業なんだな。」

とか

「この作業が終わらないとこれができないのは同じか」

とか仕事をすぐに構造的に理解してしまうのだからかなーと思いました。

 

それでは。

 

 

【書評】なぜ「戦略」で差がつくのか。-戦略思考でマーケティングは強くなるー

 なぜ「戦略」で差がつくのか。-戦略思考でマーケティングは強くなるーを読んだ感想

WEBマーケティングい携わるものとしてマーケティング戦略というものを学びたく手にとりました。

気になったワードを3つあげます。

 

戦略を定義つければ、「目的達成のために資源をどう活用するのかの指針」となる。

戦略とは何か?と聞かれたらここが答えになります。目的達成のためなので目的がなければ戦略は必要ありません。資源をどう活用するのかということは資源が有限であるという前提にあります。資源が無限にあれば戦略はほぼ必要ないかと思います。片っ端から施策を実行していけばいいのですからね。ですがほとんどの企業(もしくは個人事業主)でも資源は有限です。資源はモノや金、人、時間などに当たります。

 

企業あるいは個人の目的達成のために、限りある資源をいかに分散、集中して使っていくかということが戦略と解釈できます。

 

やらなきゃいけないことはたくさんあるけど資源は有限なのでそこの優先順位も考えてる手法が戦略てことです。

 

暗黙知形式知化することで大きな集団組織でも、知識を経時的・共時的に広く共有することが可能になる。

 戦略の内部資源を考える章ででてきたワードです。

この書と直接関係ありませんが、自分が仕事において属人化した知識を集団へ共有していこうと考えていたので印象に残りました。

マーケティング戦略というより組織マネジメントに近いかもしれません。

 

仕組みを理解することで、固有の状況に依存した特定の知識は、汎用性をもって一般化され、再利用可能な形に形式知化できる。こういった知識は体系化もしやすく、再利用しやすい。

別の記事でも触れたいと思いますが、ここが「抽象化能力」と関わってきます。

モノが売れた仕組みを理解することで特定環境でなく、売るモノや環境が変わっても磨マーケティングの戦略が再利用できます。

「抽象化能力」に関しては別の記事で改めて書きたいと思います。

 

マーケティング担当者、マーケティング担当者などには是非読んでほしい本でした。

自身でも再度読むべき本のリスト入りです。

 

 

 

では、ここらで。